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タンパク質の割合

ネコに力を!キャットフードに理想的なタンパク質の割合とは?


ネコの健康に欠かせない成分として有名なタンパク質ですが、多くの場合キャットフードから摂取することになるでしょう。

しかしキャットフードに含まれている成分量によってはタンパク質が足りず、さまざまなトラブルのきっかけになってしまいます。

そこで飼い主であるあなたは、キャットフードにとって理想的なタンパク質の割合をチェックしておく必要があるのです。

長く健康を保つためにも、この機にタンパク質の割合を調べる癖をつけておきましょう。

AAFCOの基準では26%以上の割合を推奨

キャットフードの総合栄養食判定にも用いられるAAFCO(米国飼料検査官協会)の基準によれば、理想的なタンパク質の割合は26%以上とされています。

タンパク質の割合はキャットフードのパッケージに記載されているので、まずはこの数値をチェックするようにしましょう。

一方で近年は動物性タンパク質の重要性が見直され始めていて、さらにたくさん摂取する必要があるという見方がされるようになってきています。

何といってもタンパク質はネコの筋肉や毛を作り出すために使われる成分であり、生きる上で欠かせないエネルギーです。

そんなタンパク質をより多く摂取できるように、最近のキャットフードには30~40%の割合が増えてきています。

基本的にどんなライフステージであってもネコには高タンパク質が求められることになるので、なるべく高い割合のものを探してみるといいでしょう。

またネコはキャットフード以外にも、肉や魚、チーズなどの乳製品からタンパク質を得ることができます。

タンパク質の割合が心もとないときには、そういった食材で補うのも1つの手段です。

タンパク質の適量を見つけるのが重要

ネコには個体差があるため、タンパク質の適量は微妙に変わってきてしまいます。

なのでまずはそのネコにどのくらいのタンパク質が必要なのか、きちんと把握しておくようにしましょう。

ネコの体重1kgに対して、1日に必要なタンパク質はだいたい5g以上だといわれています。

人間が必要とする量と比べてもはるかに多いので、毎日きちんとした食事から摂取しなくてなりません。

キャットフードに記載されているタンパク質の割合と合わせて、適切な食事量を計算してみてください。

基本的に成長期でも成猫でも、高タンパク質のキャットフードが求められるようになります。

特に食事量が控えめなネコはタンパク質不足になりやすいので、含まれている成分量で補うようにしましょう。

一方で高齢のネコの場合腎臓の機能が低下している可能性があるため、高タンパク質が体の負担になることもあります。

ネコの健康と相談して、ときにはタンパク質を制限することも考えるようにしましょう。

キャットフードは穀物の少ないものを

キャットフードの中には、肉や魚よりも穀物が優先して入れられている製品も多いです。

しかし基本的に穀物はネコの体に必要のない原材料であり、ときには体の不調につながる原因にもなってしまいます。

そのため穀物がメインで使われているキャットフードでは、十分な健康を維持できない可能性があるのです。

穀物が多いキャットフードは自然と肉類の割合が減って低タンパク質になってしまうので、なるべく避けるようにすべきでしょう。

タンパク質の割合が高いものを選ぶと同時に、グレインフリーと呼ばれる穀物不使用のキャットフードも探してみることをおすすめします。

ネコの食事回数は限られているため、1回で適切な量を摂取できるようにサポートしてあげるのが、飼い主の大切な役目となることでしょう。

まとめ

人間や犬は、最悪タンパク質がなくても生きることは可能です。

しかし完全な肉食であるネコには、タンパク質が生存に必要不可欠となっています。

毎日しっかりと摂取できるように、キャットフードに含まれるタンパク質の割合には注意しておきましょう。