ネコのエネルギーの源!キャットフードに必要な脂肪の割合とは?
ネコの毎日に欠かせない成分の1つとして、脂肪は大切な役割を担っています。
しかし脂肪は適量でなければネコの体に害となるので、飼い主はメインとなるキャットフードの成分をしっかりと確認する必要があるのです。
そこでこちらでは、キャットフードに求められる適切な脂肪の割合についてチェックしていきます。
ネコの体を作る脂肪の大切さを学んで、健康な生活をサポートしてあげましょう。
脂肪はネコに欠かせない成分?
脂肪はタンパク質や炭水化物と並んで、猫の体に絶対に必要となる栄養素の1つです。
ネコの体を動かすためのエネルギーとなる脂肪は、毎日与えるキャットフードから確実に摂取していくことが求められます。
基本的にどのキャットフードにも脂肪は含まれているので、適切な食事を続けていれば摂取量がゼロになるということはありません。
しかし大ざっぱな与え方では正しい量を維持することは難しく、多すぎたり少なすぎたりしてしまうでしょう。
今やキャットフードで簡単に摂取できる脂肪だからこそ、飼い主は与え方に注意をする必要があるのです。
特にキャットフードに含まれる脂肪の割合は重要なので、この機に適切な数値を確認しておいてください。
キャットフードに必要な脂肪の割合とは
キャットフードに含まれている脂肪の割合は、パッケージ表記から確認することができます。
しかしネコの個体によって必要とされる脂肪の摂取量はバラバラとなるので、明確な基準は今のところないようです。
キャットフードの総合栄養食認定に用いられているAAFCO(米国飼料検査官協会)の基準によれば、最適な脂肪の最低値は9.0%とされています。
1つの目安として、脂肪の割合が9.0%を超えているキャットフードを選ぶといいでしょう。
現在は脂肪の割合が10~20のキャットフードが多いようなので、ネコのライフステージや体の大きさに合わせるのがおすすめです。
基本的に子猫や成猫は脂肪を大目に、逆にシニアのネコには控えめのキャットフードを与えていきましょう。
適度な脂肪が健康につながる
脂肪は多すぎても少なすぎてもネコの体に負担となり、健康を害する原因となってしまいます。
そのためネコに合わせて脂肪の摂取量を変えて、常に適度な量に調整していくのがポイントとなるのです。
脂肪が足りないとネコが栄養失調になる恐れがあり、便秘などのトラブルを引き起こす可能性もあります。
一方で脂肪の割合が多いと肥満になりやすく、そこからさまざまな病気に発展していくこともありえるのです。
年齢や生活環境によってネコの体はどんどん変わっていくので、キャットフードから得る脂肪の割合もそれに合わせていく必要があるでしょう。
太り過ぎだと思ったら低脂肪のものに、痩せてきたときは高カロリーのものに適宜変えていくことが、ネコの健康につながっていくのです。
低脂肪キャットフードを選ぶのはあり?
キャットフードの中には、低脂肪を売りにしている製品も多くあります。
脂肪の過剰摂取による太り過ぎや、老化によって運動量が減ってきたネコにとっては、日々の食事としてピッタリのものとなるでしょう。
単純に食事量や回数を減らすことで脂肪の摂取を制限すると、ネコによってはストレスを感じてしまいます。
しかし低脂肪のキャットフードなら1日の食事リズムを変えないまま脂肪だけを抑えられるので、比較的安心してダイエットに臨めるでしょう。
しかしいつまでも低脂肪のキャットフードを与え続けていると、成長に必要な脂肪を逃してしまうかもしれません。
低脂肪のキャットフードを与えるのなら、通常のものに戻す準備もしておきましょう。
まとめ
脂肪を使うことで、ネコはその人生を自由気ままに生きることができるようになります。
いつまでも活発な動きを続けられるように、キャットフードに含まれている脂肪の割合には十分気を配っていきましょう。